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原爆投下後に広島市内に入り「入市被爆」した医学専門学校の男子学生=当時(21)=の病状の記録が
米公文書館で見つかったことが5日、医療生協わたり病院(福島市)の斎藤紀医師らの調査で分かった。
学生自らが、放射線急性症状とみられる病状を詳細に記していた。

斎藤医師が同日、広島市で開かれた「原子爆弾後障害研究会」で発表した。斎藤医師は
「入市被爆者の急性症状については、証言や手記はあるが医学的な記録は初めて」と指摘。
原爆症認定などについて「内部、外部からの多彩な被爆の影響を考慮しなければならない」と話している。

英文の手記には、学生が原爆投下から2日後の1945年8月8日に広島市に入り、同月10~15日、
爆心地から0・3キロ付近で救護や遺体処理に従事した後、吐き気や強い頭痛に襲われ、高熱で
意識を失ったり皮下出血斑が出たりした状況が克明につづられている。

学生は、医師だった父親の救命措置で9月下旬、一命を取り留めた。
斎藤医師によると、土壌だけでなく放射能を帯びた建物などからも放射線を浴び、放射性物質が
含まれたほこりなどを吸い込んで、2~4シーベルト被ばくしたとみられる。


▽記事引用元 : 東京新聞 2011年6月5日 20時58分
 http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2011060501000691.html
財団法人広島原爆障害対策協議会 原子爆弾後障害研究会講演集 総索引
 http://www.gentaikyo.or.jp/sousakuin-top.html